2016年11月30日水曜日

会計基準によって利益額は大きく変わる。国際会計基準(IFRS)採用銘柄には気をつけよう!

 

■ 会計基準によって利益額は大きく違う

企業分析の時に、まず利益額に注目することが多いと思います。
投資指標でも、PERをみて株価の割安さを判断したり、ROEをみて競争力を判断するのが一般的です。

ところで、この企業の利益額は、会計基準によって変わるものなのです。
企業が採用する基準によって利益額が変わると、投資判断が根底から覆りそうで恐いですね~。
だけど、粉飾などは論外ですが、きちんと認められている基準のなかでも、利益額が変わるということが、起こり得るんです。


■ 会計基準によって最も違う点は?

「国際会計基準」と「国内会計基準」の最も大きな違いは、「のれん」の償却の考え方になります。
のれんとは、企業を買収する際に、相手企業の純資産以上の価格で買収した場合のプレミアム部分のことです。

この「のれん」について、国内会計基準では、20年以内に、規則的に償却することが求められます。
一方で、国際会計基準では毎年の償却は不要で、当初見込んだ収益が見込めなくなった時に、一括減損が求められます。

具体的には、たとえば、武田薬品工業(4502)は、2014年から国際会計基準を任意適用しています。
その結果として、のれんの非償却化によって営業利益が日本基準よりも150億円も押し上げられることとなっています。
これは、単に見た目上の利益の押し上げで、実際のビジネス上で利益が増えたわけではないので要注意です。



■ 国際会計基準の採用企業には気をつけよう

それぞれの会計基準には一長一短がありますが、のれん償却については、僕は、国内会計基準の方が堅実なのかな~という気がします。

国際会計基準の方が、のれんについては、見た目上の利益が大きくなります。
さらに買収先が上手くいかない場合、一括で多額の減損を計上するため、財務面が会計上で急に悪化する可能性があります。

今後、M&Aは、ますます増えていくことが予想されます。
そんななかで、事前に見込みより、上手くいかないケースも考えられます。
国際会計基準は、定額償却がないのでM&Aを後押しする効果が期待できますが、一括減損のリスクがあるので、投資家の立場からは要注意です。

それにしても、会計基準によって、同じ収益力の企業でも利益額が異なるなんて、少しややこしいですね~。
投資判断を誤ることにつながりそうです。


【国際会計基準(IFES)の採用企業】

現在、国際会計基準を採用している企業は102企業です。
主な企業としては、次のような銘柄があります。

・住友商事(8053)
・ソフトバンク(9984)
・花王(4452)
・日本電産(6594)
・コロワイド(7616)
・日本取引所グループ(8697)



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