2019年2月21日木曜日

株価が、企業価値よりも、割安な銘柄を買う。割安さは3つの方法で測れる!

 

■ 株式は割安で買わないと意味がない!

普段の買い物でも、同じ商品なら、値段の安いものを探すものです。
高級ブランド品であっても、法外な値段で買ったら喜べません。

株式投資でも、普段の買い物と同じです。
どんなに優れた企業であっても、企業価値と株価を比べ、割高な株価で買ってしまっては意味がないのです。

もっとも、株式投資の場合は、企業価値がいくらなのか、把握するのが、ちょっと難しいものです。
そこで、今回は、株式の割安さを測る3つの方法を紹介します。

・減配リスクの少ない、高配当株を簡単に見つける方法まとめ!





■ 資産価値からみて割安さを測る!

企業が持っている資産に対し、株価が割安か示す指標にPBRがあります。
一般的に、PBRが1を下回っていたら、企業は、株式の時価総額以上の財産を持っていることになります。
つまり、今すぐに企業が解散しても、株主は、株価以上のお金を得ることができると考えられます。

★PBRの強みとは?
PBRの強みは、景気変動に左右されず、株価の割安さを測れることです。
たとえば、日本株は、景気敏感株が多いです。
景気悪化時に業績が大きく落ち込むので、業績から株価をみると割高にみえてしまいます。

しかし、普通に考えると、相場の暴落時は、投資のチャンスでもあります。
景気悪化時は、業績から株価の割安度を測りにくいですが、PBRを使うと割安さを確認できます。


★PBRの弱点とは?
しかし、PBRにも、弱点はあります。
それは、業績に関する投資指標ほど、株価との連動が直接的でないことです。
PBRが1以下の場合は、企業資産>株価ですが、実際に企業が解散することなんて、そうそうないものです。

また、土地、建物、機械等の固定資産は、処分するときは二束三文となり、簿価を下回る可能性があります。
PBRで割安さ測る時は、資産の換金性も考慮する必要があります。
現金等の流動資産を多く保有している企業で、PBRができるだけ低い企業を選んで投資することが重要だと思います。

・景気に左右されない不動の投資指標はPBRだ!



■ 収益力からみて割安さを測る!

会社が稼ぐ収益からみて、株価が割安か示す指標にPERがあります。
一般的に、PERは、数値の低い方が、収益からみて割安と言われます。
仮に、PER10の会社ならば、10年間で稼ぐ利益によって、会社の資産が2倍になることになります。

★PERは使い方が重要だ!
ところで、PERの根拠となる収益は、景気動向などによって、大きくブレてしまうものです。
そこで、PERは、使い方が重要な指標となります。

PERを使って割安さを測りやすい企業としては、毎年の収益が安定している企業となります。
具体的には、食品・小売りなどの生活必需品、医薬品、通信・電力・ガスなど公益企業が該当します。
こういった企業では、PERの数値が、直接的に、収益面からの割安さを示してくれます。


★景気敏感株はPERが使いにくい!
一方で、景気敏感株などに投資する場合は、PERだけで株価の割安さを判断するのは危険です。
景気敏感株におけるPERは、一般的に次のようになります。
PERは、数値が低い方が割安と言われますが、そのセオリーとは逆の動きになるので、特に要注意だと言えます。

【好景気時】低PER
利益額は多いけど、特に好景気の末期は、先行き不安もあって、株価は伸び悩み、PERの数値は低くなりやすい。

【不景気時】高PER
株価は下がるも、それ以上に利益額が少なくなるので、PERの数値は高くなりやすい。
でも、一般的には、不景気による株価下落は投資のチャンスである。


★PERの目安とは?
これまでみてきたように、PERを使って株価の割安さを測るには、投資先の業種もみて、判断することが必要です。
僕は、配当金投資をしていることもあって、PERが30を超えるような銘柄には、さすがに手を出しにくいです。
収益が安定している銘柄なら、PER15くらいを目安に投資していきたいと考えています。

・適正なPERを把握する。株高時には基準が緩みがちなので要注意だ!



■ 成長力からみて割安さを測る!

株価の割安さを測るなかで、最も難しいのが、この成長力の視点です。
理由は、企業の成長力は未来を予想するものですが、未来のことは、正確には、誰にも分からないからです。

ただ、逆に言えば、企業の成長力を見抜くことができれば、投資家として大きな強みになります。
成長力から割安株を見つけ、テンバーガー(10倍株)を発掘できれば、投資家に、凄い利益をもたらしてくれます。

★企業の成長力を把握する視点とは?
企業の成長力を把握するためには、できるだけ材料を集め、その確度を高めることが重要です。
その主な材料として、過去の業績推移、ビジネスモデルなどがあります。
たとえば、外食・小売銘柄の場合なら、次のような条件が揃えば、成長株として評価できると思います。

・過去5年以上にわたり売上・利益が安定して伸びている
・既存店売上高が前年比プラスが続いている
・ほかの企業に真似されにくい独自の強みがある
・未進出の地域が多く、出店余地が十分にある


★業績推移の把握が重要だ!
PBRやPERともに、ある時点の企業の割安さを測る指標です。
でも、株価や企業価値は、時間が経つと変動するもので、時間軸をもって考えることが重要です。

成長株投資にかかわらず、株式投資では、単年の売上・利益だけでなく、少なくても5年間は推移を把握すべきです。
拡大しているのか、縮小しているのか、横ばいなのか、業績変動のイメージを掴んだうえで、銘柄を選ぶことが必要です。

また、将来のことは正確に予測できないことは忘れてはいけません。
成長力を過剰に評価することなく、最悪の事態も想定しながら、安全余裕度を持った負けにくい投資も重要です。

・長期投資では業績推移のイメージを持って投資しよう!



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