■ 2016年は急速な円高スタート
2016年は年明けから株価、為替ともに波乱の展開です。
日本が休日だった2月11日には、一時1ドル110円を記録しました。
日銀によるマイナス金利導入にもかかわらず、わずか10日余りで10円超の円高となりました。
そこで、先日は、リーマンショック時の株価の動きを取り上げましたが、今回は為替の動きを振り返りたいと思います。
⇒ 【過去記事】 リーマンショック時の株価の動きを振り返る
【2007年~】 サブプライムローン問題発覚も重視されず
株価は日経平均が6月をピークに下落しましたが、為替も概ね同様の動きです。
これは、日本株が円高により収益が圧迫される大型銘柄が多いので、当然のことかもしれません。
4月の1ドル120円超をピークに、徐々に下落にむかいます。
ただし、ペースはゆったりとしたもので、年末でも1ドル110円をキープしました。
当時は、ようやくサブプライムローン問題が認知されてきた程度で、多くの人は、その深刻さに気づいていませんでした。
【2008年1月~8月】 カウントダウン開始も、直前まで円安傾向
いよいよ2008年が開幕、きっと為替も超円高のはずと思いきや、意外と落ち着いた動きを続けています。
4月に1ドル100円近くを記録したのちは、ジリジリ円安の流れとなりました。
その後、8月時点で1ドル110円近くまで円安に振れます。
円は安全通貨として危機時に買われる通貨のはずですが、多くの人は危機の認識がなかったようですね~。
また、当時は原油価格が1バレル140円台と史上最高値を更新するくらい原油高だった影響も考えられます。
【2008年9月~】 リーマンショック発生、突然やってきた大暴落
空気が一変したのが9月15日、リーマンショックが発生してから。
大パニックになった市場が、安全通貨と言われる円に殺到し、急速な円高に・・・
9月から12月までの4ヵ月で、20円近い円高になりました。
FXなどで大損失をだして退場する人が続出したのも、この頃の思い出です。
そして、株価との違いは、その後も長期的に円高の流れが止まらなかったこと。
日経平均は2009年3月で底うちしましたが、円高は2011年まで下がり続け、ついには1ドル70円台を記録しました。
これは、当時の日銀が、大規模緩和に慎重だったことの影響もあります。
■当時と今の為替相場に違いはあるのか
最も大きな違いは日銀の金融政策です。
黒田総裁のもと、日銀は大バズーカ砲にマイナス金利と、インフレ2%の目標達成に向けて、本当に何でもするという意思を示してくれています。
また、貿易収支の安定感も違います。
東日本大震災以降、天然ガス等の輸入が増えて、貿易収支は赤字に陥りました。
経常収支が悪化していることは、円が売られやすい要因の1つとなります。
このように、もしリーマンショック級の危機が再び起きたとしても、当時とは取り巻く状況がやや異なります。
が、円の安全通貨としての評価は、まだまだ高いので、危機が発生したら円高が進展しそうな気がしますね~。
保有株のアメリカ株の含み益が減りそうで残念ですが、逆に外国株投資のチャンスかもしれませんね~♪
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