■Ｊリートは普通は破綻しない！
Ｊリートは、投資家から集めたお金で不動産に投資し、その賃料を投資家に還元する投資商品です。
３～７％という分配金利回りの高さが魅力的で、注目されている存在です。
このＪリートは、投資家からのお金以外に、銀行からの借入などレバレッジを利用しています。
だいたい保有不動産の半分は、借入で賄っている銘柄が多いです。
Ｊリートは自己資本以外に、この借入金があるので検証が必要です。
ただし、不動産という実物担保があるので、平常時は期限がきて借換がきても問題になることは考えにくいです。
〔参考記事〕分配金利回り３％超・高利回りが凄い。上場不動産投信J-REITおすすめ銘柄５選！
Ｊリートの実力が明らかにされるのが、金融危機の時です。
現に、リーマンショック時には、唯一のＪリート銘柄の破たんが起こったり、財務不安のある銘柄が優良銘柄に吸収されたりしました。
過去に唯一破たんしたＪリートは、ニューシティレジデンス投資法人です。
新規物件の資金が調達できず、違約金５５億円も支払えず、破たんしました。
Ｊリートの弱点でもある現金保有の少なさが金融危機時に仇になります。
ただ、そんななかでも、スポンサー会社が強い銘柄は、問題なく低金利で資金調達できていました。
三菱地所、三井不動産などがスポンサー会社だと安定感は抜群です。
一方で、新興不動産会社や、外資系がスポンサー会社だと、金融危機時には不安が残ります。
〔参考記事〕利回り３％超・高利回りが凄い。J-REITで不動産投資のメリット・デメリット・注意点まとめ！
■ スポンサー会社による効果は？
スポンサー会社によるメリットは、物件調達時にもあります。
三菱地所、三井不動産など実力の高いスポンサー会社だと、競争力の高い物件を入手しやすいです。
また、借入金の金利には、スポンサー会社が影響します。
Ｊリートの分配金は、家賃から金利負担などの経費を除いたものなので、金利が低いと分配金は高まります。
また、スポンサー会社が強いと格付も高く、日銀の買い入れ対象になってくるのも、心強いですね～。
〔参考記事〕高配当株おすすめ銘柄１１選 〔2017年版〕
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