2019年1月6日日曜日

愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。リーマンショックの事実を冷静に受け止めよう!

 

■ ドイツの鉄血宰相ビスマルクの言葉だ!

愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。
これはドイツの鉄血宰相ビスマルクの言葉です。

たしかに、人類の歴史では、全く同じことは起こらないものの、類似性を持った出来事を繰り返してきました。
これは、株式市場においても同じことが言えるのです。

〔参考記事〕株価下落時こそ、配当金投資はさらに加速する!





■ 株式市場の歴史を振り返ろう!

株式市場は、ここ10年以上にわたって、小さな躓きはあっても、好調に推移してきました。
この間に投資を始めた方は、好調な相場しか経験していません。
でも、この好調な相場の経験だけに頼りすぎることは、とても危ないことだと思います。

リーマンショックに限らず、株式市場は、高騰と暴落を繰り返してきました。
歴史的にみると、ずっと株価が上がり続けることは有り得ません。

平成バブルの崩壊、アジア通貨危機、ITバブル、リーマンショックなど、直近30年くらいみても暴落だらけです。
自分の経験から大丈夫だと思っていたら、想定外の暴落には対応できません。

〔参考記事〕リーマンショックの株価の動きから、株価暴落の対応を学ぶ!



■ 経験しか信じない投資家は去るのみ!

最近は、リーマンショックを踏まえ、警告を発する投資家も多いです。
それに対して、当然、反発する方もいます。

実体経済が悪化するか、未来のことは誰にも分かりません。
日経平均株価は、来期も増益見込みだし、PERからみると割安だと言う識者もいます。
でも、景気悪化は、突然くるものです。

実体経済にともない、企業業績も悪化すれば、PERなんて役立たずです。
リーマンショックの時は、トヨタ自動車すら赤字になり、PERの数値は消し飛びました。

今回は、企業の収益基盤が変わったから大丈夫という方もいます。
でも、そんなことはないです。
ITバブルの時も、技術革新で企業の収益基盤は変わったと言われましたが、結局はバブル崩壊しました。

投資家は自分の行動を正当化しがちです。
しかし、株式市場の歴史をみつめ、冷静に受け入れることも必要です。
自分の経験しか信じられない投資家は、最終的には、株式市場から去ることになるのです。

〔参考記事〕毎月3万円の不労所得を株式から得るには、いくら元手がいるのか?



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