2024年2月28日水曜日

産業ファンドリートが凄い。分配金・保有不動産まとめ!

 

「産業ファンド投資法人(3249)」は、東証に上場する不動産投資信託(Jリート)です。
アメリカの投資会社KKRがスポンサー企業です。
Jリートの中では珍しい存在で、物流施設、研究開発施設、空港などのインフラ不動産に投資しています。

Jリートは、投資家から集めたお金で不動産に投資し、その賃料を投資家に還元する投資商品です。
分配金利回りの高さが魅力的で、産業ファンドも約5%あります。

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■ 産業ファンドの分配金まとめ!

Jリートは、税法上の絡みから、その利益のほとんどを投資家に分配する必要があります。
そのため、投資家は、小口の大家さんみたいなものです。

産業ファンドの分配金は、上場以来、じわじわと増配しています。
リーマンショック時やコロナ禍でも、分配金を維持している安定感の高さが高評価です。
残期間が約10年の長期賃貸契約が安定感につながっていると思います。

スポンサー企業が、三菱商事等から外資系KKRに変更後は、資産売却による含み益の顕在化にも積極的です。
巡航の分配金は、年間6200円程度ですが、今後も安定した分配金を期待したいです。

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■ 産業ファンドの保有物件まとめ!

Jリートは、分配金利回りの高さが魅力ですが、安定して分配金を支払うためには、保有不動産が重要です。
産業ファンドの物件は、物流施設が約5割を占めます。
それ以外にも武田薬品等の研究施設のほか、空港などのインフラ施設も保有しています。


最大の保有物件は、羽田空港メインテナンスセンターです。
テナントは日本航空で、経営が苦戦していた2008年に取得しています。
滑走路4本に囲まれた好立地で、他の滑走路を横切ることなく、機体の整備が可能であり、競争力の高い物件だと思います。


また、2024年2月に大規模な公募増資とともに、旧日立物流から物流施設の取得を発表しています。
今後の分配金等に与える影響等を見極めていきたいです。

Jリートの保有不動産の価値を測るために、含み益があります。
イオンリートは、現在の帳簿価額3876億円に対し、鑑定評価額4845億円で、含み益は約1000億円もあります。
また、鑑定ベースのLTVは約40%であり、財務面も安定しています。

【基礎情報】
産業ファンド投資法人(3249)
(令和6年2月22日時点)
・株価 121,200円
・PBR 1.31
・PER 18.94
・自己資本比率 45.1%
・配当利回り 5.28%
・最低投資額 121,200円


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